WORKS
□misery
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幾度 罪を重ねたのかしら
懺悔をする気は無いけれど
1人きりの 寂しい夜が
ほんの少しだけ 怖くなった
それなら いつも重ねる睦言は
湿気た煙草よりも苦い嘘ね
君の瞳に映る私はいつも
何処か 歪んでいるからね
甘い甘い嘘で隠して
淡い闇 暗い部屋 もう何も見えない
甘い甘い声で 抱き締めて
切なさと温もりと この胸に焼き付けて
君の夢を見た夜 独り頬を濡らした
冷たい指先が辿っていく その未来を教えてよ
君の香りが未だ離れない
熱い肌 揺れる息 このまま消えないで
愛なんて言葉で壊さないで
夢で良い 少しだけ幻想を見させて
甘い甘い嘘で隠して
堕ちる闇 暗い部屋 もう何も見えない
甘い甘い声で 貫いて
愛しさと寂しさと この胸に焼き付けて
淡い夜
甘い嘘
青い闇
透明な夢に 落ちていく