□呑むか、喰われるか
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ある日うさぎ達5人組+スリーライツで呑み会を開こうというコトになった。
呑み会など開くのは今回が初めてである。
まだ未成年というコトで最初はあまりノリ気ではなかった亜美と大気も、お互い参加することを知り
『みんなが泥酔して羽目を外しすぎないか心配だから』
という名目を使い参加を決めた。笑
今日はその当日。
スリーライツも今日は1日仕事がなく、みんなの予定も空いていたのでこの日になった。
さすがに学校が終わってすぐに始めるというのには抵抗があったので、一回帰宅して服などを着替えてから7時に火川神社に各自集合となっていた。
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あっという間に放課後になった。
みんなが楽しみにしている時間が刻一刻と近付いている。
それと比例して、みんなの胸も期待で膨らんでいった。
終礼が終わり大分経つので、クラスのほとんどの人が個々の部活へ行ったり家路についた為、教室にはうさぎ・亜美・美奈子の3人しか残っていなかった。
まことはというと、レイと今日の呑み会の用意をする為一足先に帰っていた。
でも教室にはうさぎ達のカバン以外に3つのカバンがある。
もちろん誰の物かというと…‥そう。
星野・夜天・大気 スリーライツに他ならない。
その3人はというと、仕事などで抜けてしまった分の授業の補習を受けているのである。
それを待つ乙女三人衆は、それぞれ自分の待ち人に想いを馳せながら今日の呑み会のことなど楽しくお喋りをしていた。
だが心なしか頬が朱に染まっている様に見えるのはきっとさっきのコトが原因だろう。