□お昼寝
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ここは星野が一人暮らししているマンション。
今日はのんびり家で2人で過ごしてるんだ♪
「ふぅ…。食った食った。うまかっただろ?俺の作ったサンドウィッチ。」
「うんっ!すっごくおいしかった!もうお腹いっぱい…」
「さっすが星野様だな♪」
「まぁた自分でそぉゆうことを言う…。」
「だって本当のことだろ?」
…あ。またこの顔。星野が見せる自身たっぷりな笑顔、好きだな。
この顔に弱いんだ、あたし‥。
「ふぁ〜 眠くなってきちゃった・・。」
「食べたら眠くなるなんてやっぱりお子ちゃまだなぁ、お団子は。」
そう言ってあたしの髪を愛おしそうに撫でてくれる。
そんな星野の手もあたしは大好きだ。
撫でられてる内に本格的に眠くなってきたあたしを察して、星野はなんと・・膝枕をしてくれた。
「えっ 星野!?//////」
「いいから寝てろ。すっげー眠そうだしな。」
そう言って微笑みかける星野。
その顔があたしにとっては安眠剤なの。
「寝顔も可愛いなぁ、お団子はw」
あなたがポツリと呟く声は子守唄。
なんの抵抗もなくあたしの耳にはいってきて心地よく響く。
「もっとちゃんと頭乗せろよ。なに遠慮してんだよ。」
重いかな、と思ったのと恥ずかしさで、少し控えめに星野の膝に頭を乗せてたあたしの体をくっと引き上げてしっかり膝に乗せてくれた。
星野は胡坐をかいてるから、自然に太ももに頭を乗せる形になる。
そうすると、体が密着してドキドキしちゃう‥///
星野のひんやりとした肌にあたしの熱が奪われていく。
すごく気持ちいい。
ふいにあたしは星野の腰に腕をまわしてもっとひっついてみた。
星野の腰を抱き枕みたいに抱きしめている状態。
寝ぼけてたのかな。
星野の肌や匂いに包まれている内に、いつもより少し素直な自分になったのかも。
その間も、髪を掻きあげたり、頭を撫でてくれる星野。
そんな星野が愛しくて 愛しくて―――
なんでココはこんなにあたしにフィットするんだろう。
もう、離れられない。
「星野・・。」
そう呟いてあたしは眠りの世界へと堕ちていった。
最上級の安心感と幸福感を抱いて。