白雪
□02
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……
………
「……は?」
目を開けると、そこは自室ではなかった。
遠くまで続く草原。
広がる青い快晴。
点々と茂る緑木
脇には中世西洋田舎風石造りの家。
牧場レベルのやたら広い囲いの中に飼われているのは…山羊か?
つーか……
「……どこだここ」
べきっ
「いで〜〜っ!!」
「あ」
思いっきり腕を立てて起き上がってみれば、私の下は黒かった。
というか、これは人の背中だろう。
つまりは誰かの上に乗っかっているわけだ。
「あ、ごめん」
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