白雪

□02
4ページ/12ページ

……
………

「……は?」

目を開けると、そこは自室ではなかった。
遠くまで続く草原。
広がる青い快晴。
点々と茂る緑木
脇には中世西洋田舎風石造りの家。

牧場レベルのやたら広い囲いの中に飼われているのは…山羊か?
つーか……

「……どこだここ」

べきっ

「いで〜〜っ!!」
「あ」

思いっきり腕を立てて起き上がってみれば、私の下は黒かった。

というか、これは人の背中だろう。
つまりは誰かの上に乗っかっているわけだ。

「あ、ごめん」


_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ