今月のインタビュー

□比企直樹先生
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QOLを高めてがんと仲良く

癌研有明病院 消化器外科医長
比企直樹先生



 がんの苦痛を緩和する「緩和ケア」というと、「終末期ケア」と同義語に思われがちです。しかし最近、緩和ケアはがん治療の早期から適切に行うことが非常に大切であることがわかってきました。「がんを攻撃する治療」と「がんに伴う症状を緩和する治療」を併行して行うことにより、治療効果も患者さんのQOL(生活の質)も高められるからです。

 がんの患者さんを苦しめるさまざまな症状の背景には、「慢性炎症」があります。

 炎症が進むと、強いだるさや食欲不振が起きたり、全身の代謝機能が衰えて栄養状態が悪化したり、筋肉の萎縮や体重減少をもたらして身体活動が低下する──など、心身にさまざまな苦痛、衰弱、消耗を与えます。

 癌研有明病院の比企直樹先生は、患者さんのQOLを維持するには「治療の早期から十分なエネルギー補給と、炎症の抑制が重要」と話されます。
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