今月のインタビュー

□大西武雄先生
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放射線・紫外線・温熱の認識・ 受容・応答と適応
奈良県立医科大学医学部生物学教室
大西武雄教授




放射線・紫外線・温熱と生命のかかわり
──基礎研究からがん治療への応用

 「放射線生物学」がご専門である奈良県立医科大学の大西武雄先生は、地球に降り注ぐ放射線や紫外線と地球生命とのかかわりを、基礎研究から、がん治療の応用研究、さらに宇宙飛行士の健康保持を目的に宇宙研究にまで発展させてこられました。

 放射線や紫外線がもたらすストレスで生物の細胞は傷つきますが、これに対して生体はがん抑制遺伝子「p53」を使って遺伝子の修復、それがかなわないときにはアポトーシス(細胞死)の仕組みなどで生体を放射線等の悪影響から守ろうとしています。

 大西武雄先生は、このp53が、平熱より少し高い状態で細胞の中に生まれるHsp(ヒートショックプロテイン)や、微弱放射線被曝(低線量率長期被曝)で誘導される仕組みを分子レベルで解明され、そのご研究は世界的にも有名です。

 広大な宇宙から地球に降り注いでいる放射線や紫外線と我々地球生命のかかわりあいや、また、それらの悪影響から生体を守ってくれるp53遺伝子について、Hspや低線量放射線との関係と共に、その理解を深めていただきたいと思います。
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