今月のインタビュー2

□渡邊昌先生
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糖質制限食事法(ダイエット)に警告!
長期にわたると短命の危険も!?


公益社団法人 生命科学振興会理事長・『医と食』編集長
渡邊昌先生



「がんばれ日本食委員長」

 糖尿病はこの50年間で40倍に増え、患者数は予備軍を含めて2千万人超といわれています。

 糖尿病の治療では、「食事療法(=ダイエット)」が基本となりますが、最近、──糖質を制限するだけで他は好きなものを好きなだけ食べてOK──という「糖質制限食(低糖質ダイエット)」が脚光を浴びています。

 この「糖質制限食」は短期間で血糖降下や減量の効果が高く、生活習慣病全般の予防にも効果があり、手軽で我慢も不要と、一般にもブームを呼んでいます。

 ブームの一方で、主要エネルギー源の糖質を極端に制限するこの食事法は栄養バランスを大きく崩し、脂肪や蛋白質の過剰摂取による弊害、すなわち心臓病や脳卒中、腎臓病などのリスクが高まる、さらには死亡率が上がり短命になりやすい──という報告も相次いで出ています。

 そこでこの問題について、国立がんセンターで病理学20年、疫学10年、さらに東京農大教授、国立健康・栄養研究所理事長時代に栄養学の研鑽を深め、現在は生命科学振興会理事長、隔月誌『医と食』編集長、日本綜合医学会会長として、「環境・食料・健康」の一体化を研究、その一環として食育や統合医療に取り組まれている渡邊先生にお話をお聞きしました。
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