薄桜鬼

□小さな願い
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「今日は良い天気ですよー!千鶴ちゃん」


ガラッと襖を開けるのは


「きゃっ!柳斎さん!」


小さい悲鳴をあげる


「あ!ゴメンなさい!」


ガラッとまた襖を閉める


「すみません!私もうっかり…」


服を直して襖を開ける


「どうしたんですか?」


「あっ!実はですね!」


しゃべろうとした瞬間…


「いちいちうるさいぞ。柳斎」


スッ…と気配もなく柳斎の背後に


「三郎さん!」


ビックリする千鶴


「三さん!」


「ごめんな…コイツの事は良いから玄関行って迎えに行きな?」


ニコッ…と優しく笑う


「?」


「君の大好きな人が久々に帰って来たよ」


「!」


「ほら」


「!はっはい!ありがとうございます!」


バタバタと走って行く


「やれやれ…千鶴は可愛いね」


フッ…と笑う


「そですね」


「何々〜、何の話ぃ?」


「「!」」


「静かにしろ、うるさい」


「総司!」


「一さん!」

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