旅支度編
□No.11
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―――前回のあらすじ――――
倒れたナギは謎の夢を見る…
そんな落胆した彼女の元に、一人の美女が…
――――――――――――――
ふんわりとした笑顔を浮かべながら、ナギ達に近づいて来る女性…
ナギはルクシオから離れ、涙を拭いながら体を起こした。
??:「あらあら、きつかったら寝てて良いのよ?」
ナギ:「……い…いえ…」
小さく呟いて
「誰?」と言う様にミネの目を一瞬見る
ミネ:「………ナギが倒れた時、偶然側を通りかかって心配してくれてたアイリスさん…だべ。」
ナギ:「((…綺麗な人……))」
アイリス:「うふふ…
よろしくね、ナギちゃん?」
そう言いながらナギの隣のベットに座り、少し首を傾げながら微笑んだ
ナギ:「はい……」
アイリス:「うふ…
あ、お茶を持って来たのよ♪
良かったら飲んで?」
![](http://id48.fm-p.jp/data/87/noirblane/pri/63.jpg)
そう言ってアイリスは持って来たトレーをナイトテーブルの上に置き、
白いカップをナギの前に差し出した。
ナギ:「え…あ……ありがとう御座います…」
綺麗な手に差し出されたカップを受け取り、ゆっくりと口を付けた…
香ばしいく甘い香りが鼻を霞める…
飲んでみると意外とスッキリとしていて、ほのかな甘さが何だか心を落ち着かせてくれるかの様だった…
ラウア:「((美味いのかな…?))」
ナギ:「美味しい…」
アイリス:「良かったわあ![](/img/emoji/64.gif)
……女の子なんだから、あんまり無理はしちゃ駄目よ??」
ナギ:「…!」
少し驚いているナギの額に手を当てるアイリス。
アイリス:「う〜ん……
やっぱり少し熱があるわね…」
ミネ:「熱……?」
アイリス:「えぇ…
極度のストレスからよ…
ストレスから解放された瞬間、気が抜けて疲れがドッと来ちゃう事があるの」
ナギ:「((そう言えば少し頭がクラクラする…様な…))」
アイリス:「…うふ…ゆっくり休めば大丈夫よ♪
…さて…私はまだ用事が残ってるから…明日また来るわね
」
「お休み」…と優しく微笑んで、アイリスは去って行った……