旅支度編
□No.17
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―――前回のあらすじ――――
シンオウへの仕度の為、ナギ達はコガネシティへ降り立った…
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ナギ:「…さあて…まずは稼が無いと…」
ソレイユ:「……。」
コガネに降り立ったナギ達は、取り敢えず商店の人混みを物色していた…
が、
ミネ:「あ…やば…」
突然ミネが小さく呟き、何かを見たまま固まった
ナギ:「…?…どーしたの?」
ラウア:「…?」
その視線を辿ってみると…
なんだかいかにも古風な感じの青い服装をした少年が、仁王立ちでこちらを見ている…
ミネ:「……何で此処に…;;」
ナギ:「え?誰?;」
その少年はもの凄い勢いで二人に近づいて来た…
??「ミネ様あ!やはりこちらにおいでだったのですね♪」
にぱっ…と笑顔を作り、ミネの肩を揺する少年…
ミネ:「……おいら…修業の為に家を出たのに…
…オメェが追っ掛けて来てどーするべ;;」
ナギ:「…ぇ……;
どーして…、ミネ…様…??;」
二人の会話に思わず疑問が口からこぼれるナギ。
ミネ:「…実は…
……白銀…家…なのだす」
と、ミネは少々ためらいながらナギに言う…
ナギ:「…白銀…
…シロガネ…ッ」
何か思い出し、
ナギは目を見開いたまま思わず引き下がった。
ラウア:「ナギ?」
ナギ:「し、白銀家って!!
ホウエンからシンオウまで知れ渡ってるあの有名な武家
ま、まままさかミネって白銀の人」
ミネ:「んだ。」
??:「良くご存知で…
ミネ様のお友達ですね…?」
口がぱくぱくなっているナギに近づいて、にぱっと笑う少年。
??:「僕、ヒスイって言います!
ミネ様のお付き武官です…
年は…ミネ様より上ですが」笑
ナギ:「Σはっ!ナ、ナギでっす!!」
ミネ:「ナギ…普通通りでいいべ…;
…それよりヒスイ、良くおいらの居場所が分かっただす…」
ヒスイ:「…手持ちのユンゲラーに、ミネ様が降り立つ場所を予知させたんです!」
得意げにニコニコと笑いながら左右に揺れるヒスイ…
ナギ:「((あ…何かこの人取っ付きやすそう…?;;))」
若干呆れかかっていたミネだが、
ヒスイの後ろの人影に気付き、目の色が変わった。
ミネ:「ヒスイ、今から武家の事と…“様”は付けるな…」
ヒスイ:「……わかりました」
ヒスイはミネの言葉を瞬時に理解した
そんな三人の前に現れたのは...