旅支度編

□No.19
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―――前回のあらすじ――――

嫌々ながらも、
何かとナギはザクロと旅の為の身支度を整えた。

――――――――――――――



無事買い物が終わったナギは、
ザクロと共にミネ達と落ち合う場所まで戻っていた。


ザクロ:「……ここで待っときゃあ、あの白髪頭等が来んだろ…?」


ナギ:「まあ…そうだね」


ザクロ:「んじゃあ俺は船に戻るわ…」

ザクロは「じゃ。」
と無愛想に手を挙げそのままスタスタと人混みへ消えて行った…


ナギ:「……;」

と、同時に真後ろから呼ぶ声が聞こえる


「ナギ」


ナギ:「Σわっ!!
ミネ…!
…そ…それ〜…目立たない?;」


真っ白な衣服に着替えて来たミネを、少し驚いた様子で見る





ヒスイ:「大丈夫ですよ
僕達意外にも、こんな格好している方とかいますし!」


ナギ:「確かにまあ……;;
((…何かこーして見ると…ミネが優秀な武家の御子息って言うのも分かる))」


ナギは無意識のうちにミネに見入っていた…


ラウア:「…Σ何お互いに見つめ合ってんだよ!?」


ナギ:「Σへ!?」

ラウアの声ではっ!となるナギ
ミネも同じだったらしい…


ミネ:「……意外……
((…と色…似合ってるだす…))」


ナギ:「い、意外!?」


ヒスイ:「はははっ!
あ……そう言えばナギさんと一緒にいた、デカい人は??」


ナギ:「((デカい人;))
…ザクロならもう船に戻りましたよ」


ヒスイ:「そうですか」


ナギ:「あ…ヒスイさん…これ………まだ結構余ってるんで、返します…」


そう言うとナギは、ヒスイから受け取った財布を差し出した


ヒスイ:「?……いりませんよ?
言ったじゃないですか〜♪白銀からのプレゼントって…
それにミネ様がお世話になってるお礼です!



そう言うとグイっとナギの手を押し返した。
そして「断るなんて言語道断」と言う笑顔で見ている…


ナギ:「…;;;
あ、ありがとう御座います…」

 
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