遠征編4
□No.80
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―――前回のあらすじ――――
虐められていたアサナンを助けに行ったラウア。
しかしアサナンは「人間が信じられない」とラウアに構えた。
ラウアはモウカザルになり説得を試みるものの、そこに退却したはずの3匹が戻って来た…!
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◎エーベル◎クリンピュ
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じりじりとにじり寄る両者…
3匹は間合いを詰めてきながらも、ラウアを囲む形になっていく…
岩陰からみていたクリンピュ達もハラハラして見ていた…
クリンピュ:「あわわわ…どうしましょう」
男:「…加勢するか…?」
エーベル:「……いや……ラウアは仮にも俺達の大将だ…大丈夫さ」
男:「…へっ……あんたらが認める程の実力をアイツがもってるってか?」
クリンピュ:「Σあ!始まっちゃいましたよっ!」
クリンピュの言った通り、3匹が一斉にラウアに飛び掛かった
アサナン:「Σ…!」
ラウア:「あらよっと!」
ラウアは纏わり付いていた衣服からすり抜け、穴を掘るで地中に潜り回避する…
ゴーリキー:「チィ…」
ダイノーズ:「どーこ行きやがった!?」
[ゴゴッ…]
ドータクン:「Σ向こうだ!」
地面が盛り上がり走るのを見た3匹は、その方向へ飛んで行く
ダイノーズ:「それじゃ方向がまるわかりだぜ!」
ゴーリキー:「へへっ!くたばれ間抜け!」
モグラ塚が止まった所でラウアが出て来るのを予想し3匹は攻撃の体制に入る
ラウア:「思い切りダミーってのがわかんないのか?」
3匹:『…』
ラウアは始めに潜った所の穴から出て来ていた…