遠征編5

□No.83
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―――前回のあらすじ――――

槍の柱で闇の中へ落ちたラウア達…
視界が開くと異空間にたどり着いていた…
さらにそこにあのギラティナが!
そしてその翼にはナギの姿も…!

――――――――――――――
◎エーベル◎クリンピュ◎アーサー◎ストシア◎ロクシー
――――――――――――――





クリンピュ:「Σナ、ナギさんっ!!!


アーサー:「あの人間が…!?」

ロクシー:「……声の主だ…」


ラウア:「Σテメェっ!!ナギに何しやがったぁあ!!!!」

ストシア:「待て!
あの人間は気を失っているだけだ!」


我を忘れ、ギラティナに飛び掛かろうとしたラウアの背中をストシアが引っ張り制止した


はっ…
としたラウアは再び唇を噛み締め、ぐっと自分を抑える…


それを黙って見ていたギラティナは、
突如ブンッとナギを一同の方へ投げた


ラウア:「Σナギ!!」

クリンピュ:「Σナギさんっ!!!」

ロクシー:「!」

咄嗟にクリンピュがナギを受け止め、さらにロクシーがクリンピュを受け止める


エーベル:「なんて事するんだ!!」


アーサー:「まるでモノの様に…許すまじき行為でござる!!」


皆が皆ギラティナを睨むと
ギラティナはぐんと頭を持ち上げ一同を見下ろした…


ラウア:「………クリンピュ、ロクシーにナギを…」


クリンピュ:「え?は、はい


何かを察知したクリンピュは、素直にナギをロクシーに渡す…

ロクシー:「………」


ラウア:「……」


ラウアは鞄に手を入れ、
ギラティナの様子を伺う…


ギラティナ:「……来い……貴様らが死ねばそれまで…
この人間がどう生きるか見るのも面白い…」





ストシア:「Σ来るぞ!!」

ストシアが叫ぶと同時に、ギラティナが巨大な尾を振り上げる…
その拍子にラウアは鞄からモンスターボールを取り出し、
ロクシー以外の全員を中へ戻した


ラウア:「ロクシーこっちだっ!!!」

ロクシー:「…!」

ラウアと、ナギを抱えたロクシーは自分達のいた足場から飛び降り、何段か下の足場へと移った…

尾の振り下ろされる音と、元いた足場が砕ける音が響く…

なるべくギラティナの視界を遮る障害物を見つけながら走るラウア達…


ラウア:「こりゃマジやべえ!;;」



 
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