遠征編5

□No.85
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―――前回のあらすじ――――

ギラティナへ奇襲をかけた一同…
ギラティナの力に押されながらも上手くいきかけたが、
最後に大打撃を与えたラウアがギラティナと共に落下してしまった…

――――――――――――――
◎ラウア◎プッシ◎エーベル◎クリンピュ◎ディーロン◎クオン◎リビィ◎ストシア◎アーサー◎ロクシー◎サリア
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ズシィン…

地響きと共に、ロクシー達のいる石の森となった足場にもその音は聞こえた…


ロクシー:「なんだ…今のは…?」



ナギ:「………ん…?」

サリア:「ナギ!

何かを感じてか、気を失っていたナギが目を覚ます…


ナギ:「……ここは…?
((私…ギラティナに…弾かれて……?))
君達…は?」


ロクシーに支えられていたナギは、背中に若干痛みを感じながらもゆっくり起き上がった…


サリア:「私はサリア…そちらはロクシー……
私達はラウアが旅の途中出会った仲間だよ


ナギ:「…ラウ…Σラウア!?
え…じゃあ……ラウアが今ここに!?」


ロクシー:「今…ギラティナと戦ってる……」

ナギ:「Σギラティナと!?
そんな…!!」

ナギは顔面蒼白になり、背中の痛みを無視して立ち上がった…


サリア:「でも一匹じゃないよ!
私達以外の他の仲間も一緒さ

ロクシー:「む…無理して立ち上がるな…;;」

慌ててロクシーも立ち上がり、ナギを支える…


ナギ:「でも今の地響き…もしかしたら…」

ロクシー:「…………確かにギラティナのだ…弱ってる……」

ナギ:「Σ弱ってる!?
あなた、ギラティナの居場所がわかるの?」


ロクシー:「わからない…でも音の方角はわかる…」

ナギ:「…行こう!連れて行って!」


サリア:「…だけど……」

ナギ:「……助けてくれたのに…ごめんね…
…でも私はトレーナーだから…守られてばかりじゃいけないんだ…」


ロクシー:「……」


そう言うとナギはラウアが置いて行った鞄を拾い上げる


ナギ:「((これ…ラウアの鞄?………あの子ったら…))
…さぁ、案内お願い!」

サリア:「……よし……行こう!」

ロクシー:「……ああ…」


 
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