旅支度編
□No.12
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ミネ:「…ナ…ナギ…何かおかしなモンでも食ったべ?;;」
ラウア:「…テンション上がったらこーなるんだよ…;」
ルクシオ:「お前の親友とやらは…ギャップも激しいな;;」
そんな一同の反応は無視して、一人語り出すナギ。
ナギ:「あのね、私、お父さんに貰った大好きな小説があるの♪
でね、ラウア」
そう言ってラウアの両手手を握り締め、ミネの方を向き話を続ける
ナギ:「“ラウア”って名前は、その小説の登場人物から付けたんだ」
ミネ:「……小説の…」
ゴルダック:「へぇ…」
ナギ:「砂丘のラウア…
不思議な力を持つ砂漠の王子様なの♪
“秘められた力”って意味を持ってるの!」
うふふーっ
と立ち上がりラウアの頭を撫でるナギ。
ラウア:「初めて会った時、そうやって説明してくれたよな♪」
ラウアも嬉しそうにソファーで足をぷらぷら動かした
ミネ:「……それとおいらのノアールが何か関係してるだ…?」
ナギ:「そう!すっごい偶然
その小説の主人公が、
“ノアール・ブラン”って言う著作家なの♪
持ち言葉は“創造”!」
ミネ:「ふうん…」
ミネには良く分からなかったが、ナギが嬉しそうに語っているならいいか…
と思いただ見ていた。
そしてポンポンとゴルダックが軽くナギの肩を叩いた。
ゴルダック:「ねえ、そこでなんなだけど…」
ナギ:「ん…?」
*続く*