旅支度編

□No.17
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あのザクロだ…
どうやら彼もコガネを観光しているらしい…


ザクロ:「おぅ……坊主等か…
((ん?何か一人増えてるな…;;))」


ナギ:「ザクロ!」


ザクロ:「つか…テメェ等何やってんだ…?」


ナギ:「あぁ…シンオウに行く為の服とかを…ね…」


ヒスイ:「………」


ザクロ:「金は…?」


ナギ:「今からバトルとかで稼ごうかと…」


と、ナギが言った途端、ヒスイが急にナギの手を引っ張った


ヒスイ:「ナギちゃん、小遣いくらいお兄ちゃんがあげるって言ってるだろー??
ほら、これで服でも何でも買いなっさーい♪」





そう言ってナギの手の平に、小さな財布を置いた。

突然の出来事に、ナギはア然としてしまう


ナギ:「ぇ゛?
…((何…この人と家族になった覚えはないけど;;;))」


ヒスイはいかにも妹か何かに説明している様なそぶりで、
財布を開きながら
ザクロに聞こえない声でそっとナギに呟やいた


ヒスイ:「これはナギさん専用です…
白銀家からのプレゼントなので、本当に使っちゃって下さいね♪」


ナギ:「は…?はあ…;
((…最初から用意してたのか…?;;))」


ザクロ:「何だ坊主……ココに親戚がいたのか…?
随分と滑稽だが…」


ミネ:「……あー…そうだす…
コイツはおいらの親友であり…ナギの親戚だべ…


物凄い勢いで二人がごまかしている事に気が付いたナギは、なんとか話しを合わせてみる…


ナギ:「あ、ありがとう!お兄ちゃん!
久々だし、甘えちゃうね〜♪;;;」


ラウア:「((すげぇ設定…;;))」


ヒスイ:「うん!よろしい!
…よしミネ、君に似合う服があったんだよ!…だから僕達は別のとこへ……
ナギちゃん、そこのお兄さんとお買い物して来るといいよ!」


そう言って、ヒスイはミネの背中を押す


ミネ:「ん…んだ…;;」


ナギ:「え゛!?
((ザクロと!?!?;;))」


ザクロ:「…まあ俺は暇だしな………別に…」


ナギ:「((Σギャビーッ!!!!!))」


ヒスイ:「じゃあ1時間後くらいにまたここでね!」


そう言うとヒスイとミネはどこかへ行ってしまった…


ナギ:「………」


ザクロ:「んな嫌〜なカオすんなよ…坊……嬢ちゃん」


ナギ:「別に……
まあ知らない土地で一人ぼっち……ってよりはマシだし……?;
((何でこーなるの;;))」


―――――――――――


ミネ:「おいらの服…
まさか本当に用意さしてるべ……?」


ヒスイ:「もちろんですよ!
お二人がシンオウに行くって事も、既に僕のユンゲラーが予知してましたから!」


ミネ:「ふうん……」


ヒスイ:「シンオウに着くまで、少しお供させて頂きますね!」


ミネ:「…勝手にするべ…」


ヒスイ:「シンオウにも白銀の別館があるので、いざと言う時にはミネ様の元に…」


ミネ:「来なくていいだす…」


ヒスイ:「え〜〜っ!?;」





*続く*
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