遠征編5

□No.81
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アサナン:「ΣΣギッ…?!あのギラティナにぃいい!?!?
そなたら正気か!?ギラティナはこの山で邪神として有名な怪物でござるぞ!!!?」


アサナンは顔を青くし、両手で頭を抑えてブンブン振る


エーベル:「落ち着け!俺達は覚悟の上で進んでる」

エーベルはパニックになっているアサナンを落ち着かせる為、ピリッと少し電撃を与えた


アサナン:「Σあしゃっ!!!!;
…………う…………むぅ;;……そう…じゃな…そなたらは知った上で…その覚悟でここまで来たのでござるな…」


ラウア:「ああ…言ったろ!俺達の縄張りはそいつだって……まあ縄張りよりかは…」

クリンピュ:「家族です!」


ラウア:「…ん、まあそういう感じだ…
とにかく大切なもんが奪われたら…」


アサナン:「…命を……かけても取り返す……?」


エーベル:「単純で最もな理由だ…」



アサナン:「…………そうか……これか…拙者にはこの様な気持ちが足りなかったのかもしれないでござる…」




『…待て…旅人…』


ラウア:「……!」

クリンピュ:「Σ…!」

エーベル:「誰だ…?」


スッと岩影から人影が出て来る…
ラウア達は咄嗟に構えた…


アサナン:「姉上…!」


ラウア:「…あ…あね?」

人影ではあったが、それは人間ではなくポケモンだった…





クリンピュ:「えっと…チャーレム…ですね

エーベル:「…アサナンの姉なのか?」


アサナン:「そうでござる!…長らく会ってはおらんかったが……帰って来てたのじゃな姉上!」

アサナンはパァッと嬉しそうな顔でチャーレムの方を見る…



チャーレム:「しばらくぶりだな弟……
話しは全て聞いた……弟を危険な場所へ同行させるつもりだな…旅人…」

チャーレムは淡々とラウア達に尋ね、ひと睨みした…


ラウア:「…本人は承諾してるぜ?」

アサナン:「うむ!姉上!拙者はなんと言われても行く覚悟でござる!」


チャーレム:「………いいだろう…私もついて行く…」




ラウア:「……へ?」

チャーレム:「へではない…付いて行く」

 
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