遠征編5

□No.90
3ページ/5ページ


ミネ:「……形勢逆転だすな…」


そう言ったミネが、動けないストシアから、ジェイ達を睨んでいたブローレに目線を移す…

その表情を見ていたゆめは意を悟り、ミネと同じくブローレに視点を置いた


ミネ:「ジェイ、ブラッキーにアイアンテール!」

ゆめ:「モエギもブラッキーにかわら割り!」


二匹が同時にブローレへと技を出しに掛かる…
ブローレは命令を聞こうとフィルの目を見た


フィル:「う〜んとぉ〜」


しかしフィルはとぼけた表情で首を傾げる

ナギ:「フィル!?」


それを見たブローレはまたチッと軽く舌打ちすると、半分諦めた表情でジェイ達の方へ向き直った…





ナギ:「ストシア!応戦を…!」

ストシア:「…もう…少し…だ…;;」

ストシアは立ち上がっていたが、まだ動けない…


フィル:「あ、そうだ!不意打ちー…」

とフィルが言った時には遅く、二匹の技がブローレに命中した…

ブローレ:「ぐぁっ!!」

砂煙りが立ち込める…


ゆめ:「よし…!」

ミネ:「……」



砂煙りの中から、得意そうに二匹が出て来た…


ジェイ:「ふう…」

モエギ:「モエギの技も当たったよ〜!」


フィル:「ごめんよブローレ…機転が回らなくて…」


ナギ:「……」


そう言いながらブローレをボールへ戻すフィルを、ナギは軽く睨んだ。
それに気付いているのかいないのか、構わずフィルは次のポケモンを繰り出す…


フィル:「…ハイド!」


ハイド:「次は俺かよ〜…フィル…勝ったらいつもの…な!」





フィル:「…バーボンね…」


ナギ:「…ストシア!」


ストシア:「動けるぞ…!」

ナギ:「よし!ジェイにはっけい!」


フィル:「ジェイの気を引けハイド…鋼の翼!」


ミネ:「ジェイ!電光石火の準備!」

ゆめ:「うわわ;;ジェイ君を守ってモエギ!ソーラービーム!」

モエギがソーラービームをストシアに向けて放とうと構える


ナギ:「ストシア!ハイドの上に飛び乗って!」


そう言われて、ストシアは側にいたハイドに飛び乗る…


ストシア:「っ…;;((…まだ体の痺れが残るか…;))」


 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ