銀魂長編
□正体
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「……またか」
「またでさァ」
「……布団片付けた意味なかったですね」
「まぁまぁ、そういうな」
白い布団に寝ているのは先ほどのものすごい殺気を漂わせていた少女。屯所に戻ろうとした時に、いきなり倒れてしまい今に至る。
「いきなり倒れやがって…なんなんだよこの女は」
「もしかしたら、力を使いすぎたのかも…」
「力…ってなんの力でさァ?」
「あ、すいません!!調べを進めるにつれて分かった事が山ほどあって…その中の一部に…」
「山崎、俺達に聞かせてくれんか。この女の子の事を」
この子に了承はうけてないですが仕方ない、そう言うと山崎は古びた一冊の本を取り出した。
-四-
正体
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