学園アリス
□4magic
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『はぁ…』
教室を出て、なにげなく廊下の窓から見えた中庭へと向かう
『人間界って空気が汚いけど、綺麗なものも沢山あるんだ…』
色とりどりの自然の草花
魔界に植物は少ないんだよね
『ふぅ…』
調度良い木陰があったので腰を降ろしたのだが、程よく吹く風が気持ち良くて寝転がってみると、瞼が重くなって
本能のままに瞼を閉じようとしたら
棗「おい」
『んっ…』
誰っ
そう思って、重くなった瞼を再び開けた
棗「ちょっといいか…」
『…うん』
棗「マナは…
氷結のアリスなんだよな」
『そうだけど…』
棗「どのくらい前から使えたんだよ?」
『…どうして?』
物心ついた時には、もう魔法使えてたよ
棗「いいから答えろ」
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