学園アリス

□9magic
1ページ/4ページ



校長室から出て来たアタシを出迎える人物がいた




鳴「君の部屋に案内するから」



『うん』





校長が沢山の事を一度に言ってて、正直部屋のことは覚えていなかったから丁度良い










・・・





しばらく鳴海の後をついて行く





鳴「さっ、此処がマナちゃんの部屋だ

今まで仮に使っていた1つ星の部屋とは比べものにならない凄さでしょ?」





『…えぇ』






魔界に居た時の自室よりは狭いものの


以前使用していた1つ星の部屋と比較すれば、綺麗で文句の出ない部屋だった







鳴「流石だね、マナちゃん」






悲しそうな顔をする鳴海






『何が流石なの?』






鳴「…気をつけて」







意味が分からない




けれど、再びアタシが口を開こうとした時には既に鳴海の姿はなかった











・・・






『ふぅ…』





自室に入り数分






ふと目に付いたピアス



先程、鳴海が渡しに来た物だ





『ピアスの穴、空けるんだっけ…』







痛そうだな





でも付けない訳にもいかないし…













・・・



5分後



『…』







10分後



『……』







20分後




『……っ』








30分後



『だぁあ!!』







自分でピアスを空けることが出来なくてキレた



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ