テイルズ短編

□ねぇ、
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『いい所もあると思っていた私が馬鹿だった…』


ねぇ、ティアは俺の何処を見てたの?





『サイテー!アンタがアグゼリュスを崩落させたんじゃん!』


ねぇ、アニスは何で俺よりアッシュの言う事を信じるの?





『あの頃と変わってしまったんですのね…』


ねぇ、ナタリア。俺は何も変わってないんだよ?





『此処に居ると馬鹿な発言に苛々させられる』


ねぇ、ジェイド。俺はまだ何も言ってないよ?





『あまり幻滅させないでくれ…』


ねぇ、ガイは俺の何に期待してたの?





ねぇ、皆俺の何を見て来たの?





ねぇ






ねぇ







ねぇ








ねぇ









皆俺に何を望んでいるの?




俺は人の為になると思ってやったんだよ。




ヴァン師匠が言ったからじゃない。




自分で決めたんだ。





ねぇ、ティア。

俺は『人形』じゃないんだよ?


自分で決めたんだよ?



俺は人間なんだよ、ね?






アッシュが何言っても、


ジェイドが何言っても、



俺は人間だ。


人間で居たい…



それは自分の意志なんだよ?




なのに何で皆で俺を否定するの?





俺は人形じゃなくちゃ駄目なの?






ねぇ、答えてよ。





無視しないで、答えてよ…







ねぇ…




――END――


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