Poem

□Danger
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痛みをこらえて じっと待っていた
街に出ると 皆 笑おうともしない
「悲しみ」、「優しさ」
どこに置いてきたの?
何も感じないで生きていくの?

流されることを当たり前のように
自分の手が汚れることを強く拒む
「何に怯えているの?」
何でもある毎日に
大切なもの 失くしたよね

人は傷つきたくないから
仮面をかぶって生きている
感情は砂のように散っていった

残酷なこの社会(セカイ)から
ヒカリを見せてくれ
無表情な瞳じゃ
何も見えやしない
惨めすぎる程の人の数
こんな所じゃ息ができない

壊れて濡れていくだけの人形
街に出ると 皆 疲れきっていた
「涙」や「笑顔」は
跡も残さずに
全部壊して捨ててしまった?

人はヒカリを感じることも
忘れて ただそこに在るだけ
感情はガラスのように砕け散った

冷酷なこの社会(セカイ)から
ヒカリを与えてくれ
無感情な心じゃ
何も感じやしない
勝手すぎる 人間の欲望
こんな所じゃ息が詰まる 



H2008.9/2 愛沢 望姫
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