長文日記用

□天使考察
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 彼は輝かしいほどの美しい容姿を持ち、神すらも知力には一目置かれていました。
 そして神にはとても気に入れられている。
 この黄金に燦然と輝く神の座に自身が座ってもなんらおかしくないのでは無いのかと、思うわけです。
 もちろんそんなことを許すわけが無い神は激怒しルシファーを天から追放しました。
 この追放された天使は、ミルトンの「失楽園」によれば彼に付き従う叛逆の天使の軍勢も一緒だったといいます。

 そのときのことは「失楽園」に詳しく書かれていますので読んでみると面白いかと思います。


 ユダヤ、キリスト教から離れてみると他にも天使がおりました。
その一人が
 ゾロアスター教の神格、忠直という概念を司る天使的存在のヤザタの一員スラオシャです。ペルソナ4でデビルサマナー以来の登場でしたので正義のアルカナのコミュがマックスになると出せると知って飛び上がるほどに喜びましたよ。

 正義のアルカナは天使が基本、その一番上は誰だろうかと思ったときに頭に浮かび上がった悪魔がスラオシャだったもので、どんぴしゃすぎてビックリしました。あのスラオシャが3Dで動くのかと。
 なんとソウルハッカーズ版の愚者のアルカナであるロキが出てきたことにも驚きましたが。
 話がそれましたが、スラオシャに戻ります。
 オリエントの神々(新紀元社 池上正太著)にて詳しい記述がありますので引用させていただきます。

『スラオシャは御目麗しい若者の姿をしており、素直で知的、音楽を語り、よく理解し、力と勇気と足の速さにおいて最も優れた者とされる。また、優しく、病人や悪人の面倒を見るとされた。彼は弱者の味方であり、悪神アンラ・マンユによって虐げられた人々の声をアフラ・マズダの元に伝える彼の“耳”でもある』

 ということです。とても素晴らしい方だと思います、ええ。アフラ・マズダ、アンラ・マンユと対になる善神です。

 ソウルハッカーズでは大天使として登場し、額に眼を持つどこかファイナルファンタジーのカーバンクルを思わせる緑や青の混じった色をした人の姿をしておりました。70レベル代という出すのに少々困難な悪魔です。
 彼は邪悪な竜アジ・ダハーカとの戦いで危機に陥った火のヤザタ、アータルを救ったり、あの女魔ドゥルジとの問答を繰り広げたりなど活躍をみせています。
 彼の信仰はマニ教やイスラム教にも影響を与え、ジブリール(ガブリエル)と同一視され信仰を受け続けたのだといいます。

 さて、長くなりましたが天使考察はここまでにしたいと思います。個人的な確認もあり書きながら改めて天使について再確認できたと思います。殆どは新紀元社の天使に頼りっぱなしで、多数の文章を使わせていただきました。
 気がついたら書きたいこともある程度書きつくし書くべきことを見失うと言う残念な状態になってしまいましたが、アトラス社の歴代のメガテン作品では様々な天使が敵として出ているので本当にはじめはこの種類に驚いたものです。

 サリエルとかラミエルとか、カマエルとか全く聞いたことがありませんでしたから。

 と、では、この辺でお開きにさせていただきます。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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