短編用

□オレンジ(花嫁の喜び)
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やはり最初に杉浦さんが最初に話はじめ自己紹介タイムにはいった。


「ジェネリック社の佐伯恵理です21歳です!」


『同じく、ジェネリック社の冬海玲奈です』


残りの女の子3人も自己紹介を終えると男性陣も杉浦さんから自己紹介をした。


「杉浦さんすみません!」


「遅いぞ赤池!」


どうやら遅れてきた人がブラウンの髪の毛に、キリッとした目の…あれ?


『赤池!?』


「冬海!?」


 高校時代のクラスメイトでクラスの人気者だった赤池海人(あかいけかいと)だったまさかこんな所で会うとは思わなかった。


「赤池玲奈ちゃんと知り合いなのか?」


『「高校時代のクラスメイトです」』


 お互いに唖然とした顔だったが席に座り直して赤池の自己紹介をすることになった。


「赤池海人です歳は21で趣味はドライブです」


「うちのエースだぞ〜」


 私は杉浦さんと斉藤さんという人と話をしていた、赤池は学生時代と同じように女子からの黄色い声を受けていた、相変わらず女子に人気があると思った。


「じゃぁ!2次会でカラオケにでも行こうか!」


『斉藤さん私は明日も仕事なので今日はこれで失礼します』


「あぁ、今日はありがとうね」


 その後も話が盛り上がり2次会に向かう事になったが自分は明日も仕事がある為一足先に帰る事を伝え、店を出てから少し離れると明るい街中をゆっくりとしたペースで歩く。


『ふぅ…帰って寝ようかな…』
 

 意外と楽しかったが少し疲れたらしく溜息が出てしまった。


「おーい!冬海送ってくよ」


『赤池!?アンタカラオケは?』


「抜けてきた!ってただ冬海と話したかっただけなんだけどな!」


 後ろからカラオケに行ったはずの赤池が何故か自分の後ろに居たことに驚きの声をあげてしまったが、当の本人はニコニコしながら隣に立った。


『アンタねぇ…私と恵理以外の子はアンタにお熱だったみたいよ』


 そう、私と恵理は特に興味を示さなかったが、残りの3人の子達は積極的に赤池に話しかけていたのに2次会もアピールするチャンスだったから行ったのに目当ての人間がいないとなると落ち込むだろうに。



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