短編用
□菖蒲(嬉しい知らせ)
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…♪〜…♪〜♫〜…
『ん?電話?…優奈からだ…もしも〜し』
―もしもし玲奈?今大丈夫?―
『大丈夫だよ〜…この時間に電話してくるなんて珍しいじゃない?彼氏とはどうよ?』
電話の相手は高校時代からの親友で吉田優奈(よしだ ゆうな)妹分で可愛い子だ“優奈馬鹿”と言われてもいいくらいに。
―実は〜報告があるんだ〜―
『報告?…なになに〜?』
―近々だんなになることになった―
ポク ポク ポク ポク チーン
最初言われた言葉に玲奈は一瞬黙ってしまったが、頭を整理させて今言われたことを頭で整理をしていたが。
『えぇええぇぇえぇええぇえッ!優奈結婚すんの!?』
―って声出てるけど実はそんなに驚いてないでしょ―
大きなリアクションをするが、玲奈は内心はそんなに驚いてもいない。
『うん、まぁね…てか餓鬼できちゃったわけ?お盛んだったし?』
―おめーケンカ売ってんのか〜―
『だってさ〜…気になるじゃん?』
正直言って結婚の話はまだ少し先だと思ったが意外とやるじゃん。
―ちびはまだいません!あとは今度の役員の集まりの時に言うよ―
優奈と私は高校の同窓会役委員を一緒にやっていて数か月前に学園の同窓会を開催してその反省会を役員の人とするのだ。
『おう!楽しみにしているね〜』
―てか、あとカーにはまだ言っていないから言わないでくれる?―
『って私が一番乗りだったりして?』
―うちのまわりではね、会社の先輩には奴から言ってた…しかもさっき!―
それを聞けて結構私のテンションが結構上がった、親友から自分の母親や他の同級生達より先に結婚の報告を受けられたことに。
『優奈大好きだ――――――――ッ!!!てかお父さんのちょっとさびしい気持ちが今分かったわ愛娘を取られたパパの気持ちが』
―あはは〜なにそれ〜―
いやジョークは抜きにして私の可愛い可愛い優奈がどこぞの馬の骨と行っちゃうんだよ!浮気でもしたらどうしてやろうかって危ない思考に行きそうになったのを呼び戻した。
『だって〜可愛い親友(愛娘)が取られちゃうんだしー』
―ばか――――――っ!―
『馬鹿でいいナリ 私は優奈馬鹿だ!』
―そんなこと知ってるもん!!!! つか、もー寝る!!!おやすみ!!!…ありがと…―
『おやすみ いい夢を…』
さーて、優奈の晴れ姿が楽しみだな…
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